前の続き。
島らっきょうの塩漬け、自分で作ろうとすると、かなり面倒。皮剥きなどが大変。塩漬けで一晩は寝かすので、前もって作っておかないとならない。塩加減もうまく調整しないと、薄かったり辛かったり。
スーパーで出来合いのを売っていたりもするが、どうも味が落ちる。浅漬け、という感じがしなくなってしまうんだよね。結局、外食で食うのが一番良いという結論に達した。
島らっきょうの主な産地は、伊江島、糸満、八重瀬など。他の地域でもそれなりに作っている。赤土など、あまり農業に向いていない土地でも栽培ができるということだ。
これ自体の値段は安いのだが、外食だと、大した量でなくとも500円ぐらいすることが多いね。多分、さっき述べた手間のせいだと思われる。そのせいか、沖縄料理屋でもこれがメニューにない店も結構多い。
因みに、らっきょうと似たものとしてエシャロット(エシャレットとも)があるが、日本で売っている「エシャレット」と呼ばれているものの多くはらっきょう、ということだ。特殊な栽培をして早採りした、生食に向いたらっきょうを指している。
本来エシャロット(英語ではシャロット)は、ヨーロッパで食されている玉葱に似た野菜を指す。ベルギーエシャロットなどとも呼ばれる。こちらは一年中収穫ができ、香味野菜としてシーズニングで使われるもの。これはらっきょうとは別物。
(続)
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