体感機・その10

旧コラム

たった1%であれ、それが疑心暗鬼の元になる。この蟻穴を防ぐことができたからな。「大山も蟻穴より崩る」と言う。「千丈の堤も蟻の穴より崩れる」とも。

当時はダニ村がのさばっていた頃。リーチ目だの、糞うざい話がパチ屋でも耳に入って来る。が、体感機をやっているとはっきりわかるんだよ、ヘソでの一発抽選だとね。

例えば、「2」。モンスターハウスの「2」は通常当たりだが、液晶の再抽選での確変昇格率が他の通常絵柄と比べると著しく低い。8分の1もなかったかも。

だが、体感機をやっていると、ジャストのタイミングと確信できたような時は、こんな絵柄からでも平気で確変に昇格する。逆に、釘のイレギュラーで真裏で入ってしまって、やばい、って思った時は確実に終了する。

液晶の出目が単なる演出であることが良くわかる。「ここで当たると大連荘!」とか、ねえんだよ、確変のゾーンで玉を入れ続ける限り、どこで当たろうが大連荘するからな。いや、永久連荘するんだけど。

つまり、この稼業をやっていると頭の片隅に引っかかるオカルト、そういうものが完全排除できた。もっと言うと、遠隔もそうそうないということ。そんなことができるなら、体感機対策なぞ不要。やばいのが来たら嵌まらせれば良い。

(続)

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