前の続き。
まずは牧山展望台。伊良部島の最高点にあるので、景色が見渡せる。大きい駐車場があるが、実は細い道を車で進んだ先の、展望台のすぐそばにも駐車場がある。知らずに歩いて損した。中年男三人、これくらい歩けという話だが。
展望台はサシバを象った形をしている。サシバというのは鷹の一種。漢字では「鸇」または「差羽」と書く。前者の難しい漢字は宮古島特産の泡盛の銘柄にもなっているので、読めると格好良いね。
サシバは渡り鳥で、春に日本にやって来る。で、秋頃に東南アジアに移動するようだ。日本の鷹の多くは、年中日本にいる留鳥。渡り鳥の反意語で「りゅうちょう」と読む。何で「とまりどり」じゃねぇんだよ、バランスが悪くてむかつく。
宮古島、特に伊良部島は、サシバの大集団が羽根を休めに来る場所ということだ。その為、これが宮古島市の市鳥になっている。昔は捕まえて食ったり、子供のペットにしていたりしていたが、今は絶滅危惧種なので禁止されている。
大きさは烏より大きい程度で、鷹の中では小振り。鷹柱という面白い飛び方をするようだ。上昇気流に乗って蚊柱のように上空に舞い上がり、目的の方向に向かって滑空する。これで体力を温存できる、というわけ。
鸇についての詳細はこちらを。読んでいたら結構面白くて、いろいろなページを読み漁ってしまった。こんな風に寄り道をしているから筆が進まない。急がば回れ、これも勉強のうちか。
で、牧山展望台。ここから伊良部大橋が見渡せる。開通記念にここで写真を撮っている団体もいた。近くにあった墓は誰のだか知らんのでスルー。伊良部の昔のお偉いさんのだろう。こういう考え方は馬鹿の壁と呼ばれる。
(続)
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