前の続き。
女、「ブランド、興味ないんだよね?」
俺、「おう、まったくないぜ。」
「この財布、ブランド物だよね?自分で買ったの?」
「ん?あ~、これは母ちゃんがイタリア旅行に行った時に、土産で貰った。」
大嘘w。母ちゃんがイタリアに行ったのは本当だが、我が家にそんなプレゼントの習慣はない。本当は、前の女に貰った。使い心地が良いので、そのまま使っているだけ。
嘘に本当のことを混ぜて、まず自分に嘘を信じ込ませる、これが嘘の秘訣だと思うね。
「ふーん。でもこれ、メイドインジャパンになってるね?」
「・・・え?まじ?母ちゃん、どこで買ったんだ?向こうでも日本製とか売っているのかなあ?」
しらばっくれるが、内心、大汗。細けぇことまで、良く見やがるな、こいつ。
「そう・・・。」
こりゃ、ばれたなw。目線でわかるわ。どうしたもんか。って思ったら、プレゼントで財布買ってきやがったwww。
「すぐにこれ使って!」だと。もうこれは仕方ないよね。言う通りにしたよ。
その後も、
「前の財布、どうしたの?」
「その辺にしまってあるよ。」
「もういらないんじゃない?捨てたら?」
バレバレだねw。仕方ないから、捨てたよ。物に罪はないってのに、可愛そうな財布w。
ってことで、自分の思い出話を絡ませて書いたけど、結局、プレゼントは、相手に気を使わせないような値段の、出来たら、物よりは消耗品、食い物ぐらいにしておいた方が良い、ってことだね。
冒頭の、賢者の贈り物とか、実に馬鹿げた話。こんな「お涙頂戴」に簡単に感動してたらいかんよw。
(終)
コメント