黒島研究所

旧コラム

仲本海岸、の続き。

仲本海岸はシャワーもあるので便利。その後、黒島研究所に行く。ここもなかなか面白い。資料がたくさんあって、生体も多い。特に海亀。そこそこでかい鮫を飼っているプールもある。餌やりもできるようだ。

孔雀も飼育されている。実は、この八重山には孔雀が数千羽いるらしい。インド孔雀とか。当たり前だが、孔雀が沖縄に元々いたわけではない。

1980年頃、小浜島のリゾートホテルが観賞用に導入し、八重山の他の島にも譲渡した。ところが、台風で各地の飼育小屋が破壊されて逃げ出し、それが今では繁殖してこうなった。天敵がいないようだ。

マングースと同じだね。人間が外から持ち込んだもの。それが結果、地域固有の生態系を脅かす、という結果に。孔雀は蜥蜴、蝶、植物など、マングースはヤンバルクイナなどに害がある。

どちらも雑食で繁殖力が強く、捕獲が難しい。黒島では、孔雀の捕獲に銃が使えない。爆音が牛の成育に良くないとか。地道に罠を仕掛けて捕らえているようだ。

「動物に罪はない。悪いのは人間だ。」そんな話がこの孔雀の飼育小屋の説明文にもくどくど書かれている。そりゃまあその通りなんだけど、何か人ごとすぎやしませんかねw?

この島の人間は孔雀の被害者かも知れんが、この経緯を見ると、加害者でもあるんだけどw。マングースもハブ退治用に意図的に持ち込んだものだし、反省すべきだよなあ?自分たちがよ?

説明文にも、もっと反省の色を出しやがれw。人ごとのように「地球環境を守りましょう」みたいな偉そうな講釈垂れてんじゃねぇぞ、糞が。

(続)

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