前の続き。
比川には車海老の養殖場がある。ちょっと覗いたけど、見当たらん。島内での消費用ではなく、他に出荷しているようだ。居酒屋でも出しているところはなかったような。
もう一つの比川の浜、カタブル浜。こちらは遠浅すぎて泳げるビーチじゃないな。ゴミも多い。でも、最近ではビーチコーミングってのがあって、こういうったゴミまでも収集する人もいるようだ。
実際、面白い。さすがは与那国、最果ての島。漂着しているゴミを見ると、国際色が豊か。大体は、台湾、中国、朝鮮。繁体字、簡体字、ハングル、すぐにわかるね。
漂着物と言えば、柳田国男、島崎藤村、歌はこちら。ま、日本海沿岸じゃ、こんな暢気なこと言ってられないだろうけど。垂れ流してくるからな、ゴミがゴミを。それはこの島も同じか。
先。再びテキサスゲートを通り、道の端を行く馬、草を食んでいる馬、牛、路上のうんこ、これらを眺めながら、海岸線をバイクで走る。島の南西部、大掛かりな工事をしている場所がある。陸上自衛隊の基地の予定地だ。
この与那国島に、陸上自衛隊のレーダーサイトを作ることが既に決定済み。これは島が誘致活動を行ってきた結果でもある。当然と言えば当然。敵国に狙われている、国境の島だからな。この話は後で。
こんな風景を眺めながら、この島の最大のポイント、西崎に到着。日本最西端の地だ。台湾もうっすらとだが見えるな。一応一通り見たが、ここには日没時に来ないと意味がないだろう。日本で最後の夕日を見るために。
(続)
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