松の前池、住吉暗川

旧コラム

前の続き。

到着。この辺は、松の高木の並木がある。これ防砂林か?海岸からは多少離れているのだが。でも、この内地の雰囲気はなかなか味がある。溜め池は・・・、意外に悪くはないな。普通の池に見える。

案内板を見ると、自然的に価値があるようだ。この池の生物の多様性、渡り鳥の休息地、そういう面から「溜め池100選」に選ばれているとのこと。そう思って見ると、なかなか良いな。

そこからぐるっとチャリで走り回る。昨日は海岸線を走ったが、今回はその一つ山側を走る一周線を。が、山側一周線はアップダウンがきついんで、お勧めではないな。

ただ、一つポイントがあって、住吉暗川。暗川で「くらごう」と読む。暗川ってのは、鍾乳洞の一部に穴が開いてできた、地下を流れる川、ということだ。

大きな川がないこの島では、鍾乳洞を通って出る水が命綱。水道が整備される以前は、ここから水を汲んで運んでいたらしい。

ここは隠れた名所だね。プチ鍾乳洞で、なかなか雰囲気があって良い。階段は急でやや滑るんで注意。上り下りで結構疲れるんだけど、ここから毎日のように水を運んでいた、って凄いね。

ここにある公園の東屋では、子供達がきゃっきゃと騒いでいた。長閑でノスタルジックな光景だな。盆なんで、人の集まりが多いから、子供は外で遊んで来い、って追い出されて、ここで屯しているのだろう。

まだ時間があるので、屋子母海岸で泳ぐ。が、ここも沖の波が激しいので、ちょっと怖い。盆は泳ぐな、とも言うしね。海から来る祖先に連れて帰られるらしいw。オカルターじゃないので気にもしないがw。

(続)

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