渡嘉敷港にて

旧コラム

渡嘉敷港はかなり小さいが、船の入口は波の影響が小さく、別の方は浅瀬で塞がれているから、港内は比較的穏やかなので、多少海が荒れていても接岸できるようだ。

とは言え、この時は接岸後もかなり揺れていて、タラップも左右に動き続けていたが。で、到着したはいいが、乗っているのはこの人数、定員の3倍ぐらいなのでw、降りるのにやたらと時間がかかる。

全員降りるのに30分ぐらいかかったんじゃねぇかな、これ。俺らは中ほどで降りて、宿の送迎バスを見つけて乗り込む。が、運転手の姉ちゃんと話していると、明後日の船は次の台風で欠航になるだろう、とのこと。

それで何日も缶詰めになったらやばいな。帰りが心配なので、今のうちに明日の便を港の窓口で予約することにした。那覇、渡嘉敷間の船は2種類あり、フェリーと高速船。

フェリーは車なども積むので、大型で揺れが少ないが、その分時間はかかって、70分。高速船は席数が少なく、揺れも大きいが、35分で着く。行きの船はフェリーだった。

ならば帰りは高速船を経験、と思ったが、泡島が船酔いを嫌うので、仕方なくフェリーで。多少揺れたところで、半分の時間で着くんだから、こっちの方がいいと思うんだがね。

ただ、高速船は欠航になりやすい、という欠点はある。この時は台風が近付いているという話でもあったし、万一欠航したら帰れなくなる、というのもあったから、安全策でフェリーにした。

帰りの船も予約して一安心したところで、宿の送迎バスに乗って宿へ向かう。この時は、俺らと家族連れの観光客の2組だった。船は大混雑していたが、宿の数もこの島は多いので、それぞれに分散しているようだ。

(続)

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