与論献捧

旧コラム

与論紀行、続き。

店内は、観光客が数組、カウンターには地元のおじいが2人。俺らは座敷で広々とゆっくり出来た。ただ、ビールはいいんだけど、焼酎がねw。出し方を見ると、びびる。1合取りなどという軟弱なものはないw。

1升瓶が基本。その下は5合w。観光客でこれは無理だろw。4人ぐらいなら何とかなるだろうけど、一人二人で来たら、さすがに5合はねぇw?これ、宮古島でもこんな出し方だったんだけど、やっぱり似ている。

海の透明度なんかが宮古に似ているという話をしたが、もう一つの共通点がここ。そう、酒の島なんだよね。沖縄通ならご存知、宮古のオトーリ、この島にもあるわけw。

その名も、与論献捧。よろんけんぽう、だ。宮古のオトーリと同じく、酒の一気大会w。仲間内、場合によっては、隣のテーブルの別グループも巻き込んで始まる。

オトーリよりは儀式的な感じはあるかな。そこまで酒を無理強いさせることはないよう。飲む前に口上を述べて、一気飲みするのは同じ。

与論献捧の場合は、同じ杯で回し飲みをする。それ専用の公式的な杯があるようだ。これ、ちゃんと買って来た。普通の土産物屋には置いていなくて、役所の前にある観光協会で売っている。

家でやってみたんだけど、この杯、思いの他深さがあって、量が結構入る。かなり危険だねw。何なんだ、この風習、宮古と風景が似ているところに住んでいると、同じことをやりたくなる遺伝子が人間には刻まれているのかw?

(続)

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