沖縄の海ではしゃぎすぎないよう

旧コラム

続き。

それでも危ないんだけどね。沖縄よりは、徳之島とかにいるらしいが、ウンバチイソギンチャクってのも猛毒。しかもこいつ、藻や岩みたいでなかなか気付けないんだと。だから、浅瀬を歩いているだけでやられる可能性もある。

オニダルマオコゼってのもこのタイプらしい。しかも、靴を貫通するほどの強力な棘とかw。

地上ならね、例えば、ハブに噛まれて身動きが取れなくなったとしても、救援を待っていれば良い。が、海中では、身動きが取れなくなった時点で溺死する可能性が高いわけで。

つまり、地上の危険生物と海中の危険生物は、危険の度合いが違う。それに、調べてみると、シュノーケルとかで死亡とか、よくニュースで聞くけど、あの中には、こういう生物でやられた人も潜在的にはいるらしい。

経験とか泳力とかを考えて、なぜこの人が、なんてのが結構いるとか。調べてみたが、司法解剖ってのは、犯罪性が疑われる場合にしか行われないようだ。こういう、レジャーでの死には適用されないだろう。

そう考えると、海の事故死の大部分に、このような生物が絡んでいると十分推測される。溺死が最終的な死因ではあろうが、その原因が、危険生物の毒によって身動きがとれなくなったこと、だったりするのだろう。

これからが夏本番、沖縄にマリンスポーツを楽しみに来る方も多いだろう。綺麗な海を見れば、テンションも上がるよね。羽目を外したくなる気持ちも良くわかる。

が、こういう危険も一杯潜んでいるんで、くれぐれも、気をつけて。

(終)

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