パスタはパスタでなくともいい

旧コラム

前の続き。

次に、「これ、パスタじゃなきゃ駄目なのか?」って疑問が湧いてきた。米だと駄目なのか?ってね。一人暮らしだと、大体コンロは一つ。ソースとパスタを茹でるのが同時にはできない。ソースを作って、その後パスタを茹でる。

だからソースは多少冷める。そこに茹でたてのパスタを入れればちょうどいい感じの熱さになるけどね。俺は猫舌だし、これくらいがいい。

が、もしパスタの代わりに米を使うなら、こちらは炊飯器でぱっと炊けるんだから、コンロでソース作りと同時にできる。時間のロスも減るわけだ。

で、やってみた結果、パスタである必要性は全くないとの結論に。むしろ米がいい。粒である米は当然表面積がでかい。対するパスタは線の表面積。ソースを吸わないんだよね。肝心のソースをあまり掬わないパスタと、ソースを吸う米。

パスタの命はソース。これがいろいろあるから、多様性があって飽きが来ないわけで。それに、薄味のソースとかない。どれも濃いよね。一番薄いのがペペロンチーノか?でも、にんにくと唐辛子で、とても薄味と言えるもんじゃない。

で、その濃いソースを生かしてくれるのは、どう考えても、掬いのいい米。食うのにも、スプーンだけで済む米に対し、フォークと合わせて使った挙句、ソースをあちこちに撒き散らすパスタ。国産の米と、輸入に頼る小麦。これはもう、答えは明白。

更にいえば、和風パスタなんてのが現状市民権を得ている。つまり、和風との親和性があるということは、パスタは米で代用できるってことだ。

(続)

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