しかも、陰険なことに、このラーテルが攻撃してくるのは、基本的に、ライオンやハイエナの足w。姿勢が低いから、どうしてもこういう戦いになる。ライオンやハイエナは、ハンターなんで、足をやられてしまうと、この戦いに何とか勝利しても、後の生存競争の面ではやばいw。ダメージを受けたらもう狩りができなくなるんだから、後は死を待つだけ。
よって、ライオンやハイエナも、このラーテルとは戦わない、という戦術を選ぶようだ。まあ、老いたラーテルはこいつらにやられることもあるらしいけど。
基本的にはコブラなんかを食っているらしい。いわずもがな、こいつらの毒はやばいんだけど、ラーテルはこれにも耐性があるんだと。咬まれても、2、3時間気絶するだけで復活するらしいw。食ってもやっぱり毒で死ぬことはないとか。
だから、たいていの敵には特攻できるようだ。外見に似合わずすげぇな、こいつ。基本、天敵もいないらしい。
ま、こういう強敵に立ち向かっていくってのはそれなりに理由があって、ラーテルは攻撃力も機動力もないから、他の防御型の動物や逃げ回るタイプは、多分足が遅くて捕まえられないから、こういう危険な敵と闘う武闘派になるんだろう。
さらに面白いのが、共生関係ってやつ。ラーテルは蜂蜜が好物なんだが、地上にいるんで、なかなか蜂の巣を見つけられない。が、ミツオシエ科の鳥が、機動性を生かして蜂の巣を見つけてくるんだと。こいつらは所詮小さな鳥なんで、蜂蜜にありつきたくても、単体では攻撃ができない。
(続)
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