【動物系・12】蚊に食われる

管巻き

沖縄に住むなら、海辺が御勧め。沖縄の美しさは海にあるから当然ではあるが、がじゃんと格闘したくないなら、高台には住まない方が良いよ。首里の方、特に、庭園の識名園そばとか、やばい。識名園は、秋頃に行った時、どれくらい食われたか分からん。もう二度と行くまい、と思ったほど。

ところで、「蚊に食われる」、?、と思う奴も多いだろう。こう言う地域対立煽り、皆好きなんでね、やろうか。

「蚊に刺される」が、一番一般的だと思う。これが標準語としてはベストかな。今回、わざと、「蚊に食われる」と書いたけど、普段俺は、「蚊に刺される」と言う。あれ?と思わせる為に、わざわざ「食われる」としただけ。両親は「食われる」と言うので、そう言う呼び方がある、と言う知識はあったから。

「蜂に刺される」「蚊に刺される」、なるほど、これには文句は付け様がない。蜂も蚊も、その針の様な形状の物で、「刺す」んだから。

「食われる」はどうか。これは、東日本が中心。ここ沖縄でも使う様だけど。確かに、一瞬、「食われる」と言われると、変な感じ。

「食われる」って、丸飲みされる様なイメージを抱きがち。だが、例えば、熊が人を食う時、丸飲みする訳じゃない。骨がなくて食いやすい内臓とか太腿の肉とか、体の一部を齧って食う、って所だろう。

血液も体を構成する一部であり、それを吸い取る蚊にやられた場合、体の一部を「食われた」と表現する事には、理がある。蜂が人を刺す時は、その体液を抜き取る事が目的ではないから、「蜂に刺された」「蚊に食われた」と使い分ける事には、それなりに筋は通っている。

(続)


久米島の海岸線は色々な顔を持っている。

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