看取る、と言う必要性を俺は全く感じていない。この世界に於いて、巣離れした存在がその親の最期を看取ると言う事はどれ程あるのだろうか。巣離れしたのならば、もう2度と会う事もない、それが普通ではあるまいか。
長期間、只看取ると言う作業を俺はするつもりはない。人間は子孫を作った以上、自分の存在を子孫に託している。であれば、自分が子孫の足を引っ張ると言うのは最もしたくない事であろう。
消え行く自分の為に、その子孫に様々な負担を掛ける。介護も同様。そりゃあ、子孫からしたら、放置して置くには忍びない気持ちは芽生える。だからこそ、本人が強い意思でこれを拒否する事が必要だ。
介護って変な話だと昔から思っている。もう死を間近にした人間に皆が全力を注ぐ。ここに何の意味があるのだろう。現役世代の貴重な労働力がどうでも良い所に使われている。
若者は自分の夢を追え。過去を、両親を、振り返るな。自分の事だけ考えれば良い。逆に、子孫を作ったのならば、それだけを考えれば良い。これが生物が脈々と生き続ける原理だろう。
ま、俺はその生物の原理に反しているので、自分の事だけを考え続ける。だからまあ、ちょっと顔見世位はするが、そんな長居するつもりもない。死んだら死んだで、手早くちゃっちゃとイオン辺りの安い葬式やって、終わり、にする。
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