聞いたこともない用語を使っているから偉そうだけど、実は大したことは言っていない。要は、二つのものがお互いに混ざり合って新たなものが出来る、ってだけ。まあ、文化はこうやって形成されていくことは確かではあると思う。
だから、民族主義は捨てるべき。自らとは異なる文化を認めないのでは、いつまでも反目し合うだけだ。まず、御互いに開き合うことが重要。その上でどう変化するのかはまたそれぞれ、別問題だ。
現在EUがあるのは、二度の世界大戦を経て、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、それぞれが民族主義にこだわれば、そこの境界には摩擦が必然的に起きる、と学んだからだ。
多少の違いは大目に見て、ヨーロッパとして共にやっていこう、となっている。ロシアは参加していないけど。だから、分離独立なんてのは最低の流れだ。アラブ、アフリカ地域が後進国だな、と思うのはこの辺。
民族主義は既に時代遅れだ。それなのに、未だにアフリカやアラブでは、これでドンパチやっている。土人と罵られても仕方ないね。まあ、ヨーロッパでも、旧ユーゴスラヴィアのバルカン半島は、この民族主義で喧嘩しているが。
七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家、これが旧ユーゴスラヴィアだったから、現在の結果は止む無しではある。こう考えると、日本ってこういう悩みが無いから本当に楽だ。
(続)
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