じゃが芋、うまいよ、の続き。
地形は山勝ち。最高標高は645mあるので、離島にしてはかなり高い。因みに、沖縄最高峰は石垣島の於茂登(おもと)岳で、526m。これと比べると、徳之島北部にある天城岳でも533mなんで、この島は高い山が多い。
島の中央部が山脈のようになっていて、これで島が東西に隔てられている。山地は特に利用はされていないようだ。何しろ、貴重な生物の宝庫なので。
奄美野黒兎は、奄美大島と徳之島にしかいない、計4000匹の、貴重な兎。耳が短い、鼠みたいな黒兎。あまりかわいくはないかw。夜行性で、鳴き声を上げるのが特徴的。
子育てが変わっていて、子供用の巣穴を掘り、乳を与えるとき以外は子供を土に埋めてしまっているんだと。この島にはハブがたくさんいるから、それが天敵。子供を守る為の対策のようだな。
これの観察小屋が山中にあるので見てみたかったのだが、電話してもつながらなかったので、諦めた。多分、狭い山道を行く必要があるので、車で行くのもなかなか難しいと思われる。
それに、貴重な野生動物なんで、実際に飼っているわけではないようだ。映像が見られる程度とか。他に、毛長鼠、棘鼠なんかもいる。植物も独特のものがあるようだ。この島の山は、自然のままで立ち入らないでおくのが良い。
山勝ちの島、ってイメージだったが、山地以外には平野が広がっていて、奄美の島では最大の耕地面積なんだと。車で一周した感じではそんな風に思わなかったので、これは意外。
文化的には沖縄と内地の中間的な感じだが、やや内地寄りかな。言葉は沖縄に近いとか。でも、居酒屋なんかでは、普通の標準語で皆話していたような。あまり方言は使われなくなって来ているのかも知れない。
(続)
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