海亀の種類

旧コラム

前の続き。

赤海亀:沖縄の海には少ない。肉食。頭よりも太い首。ごつくて攻撃的。泳ぎ方がふらふらしている。

青海亀:沖縄ではこれが一般的。草食性。なので、体が緑色。肉、卵が食用として人気あり。甲羅がつるつる。

玳瑁:沖縄にはいるが、一番絶滅しそう。肉食性。嘴が鷹のように尖っている。鼈甲(べっこう)細工の原料。甲羅が鱗のように凹凸があり、淵がぎざぎざしている。

赤海亀と玳瑁の交雑種などもいるから、区別は困難。甲羅も、実際の海では藻や海草などの付着物があるようで、わかりづらい。どの種も、尻尾が大きいのが雄、小さくてほとんど見えないのが雌。

海亀は絶滅危惧種。よく、ビニール袋をクラゲと間違えて食って、とか言われるけど、それで死ぬ事は稀らしい。大概は排出される。海を綺麗にしようとかいう、エコの押し付けでデマが流されているだけ。

ほぼ、卵の問題だな。産卵場所が厳しい。綺麗な砂浜でないと駄目なので。現在では港やテトラポットなどの護岸が多いからね。それで繁殖が難しい、というわけ。

だから、そんなに海亀を守りたいなら、護岸工事をしないこと。つまり、高波に海岸の家や集落が流されても構わない、港も作らず、経済活動が出来なくても良い、と思う奴だけが、海亀を守ろうと口にして良い、ということになるね。

混獲の問題もある。網に紛れて引っかかっていたり。魚は鰓呼吸だが、海亀は爬虫類なので肺呼吸。呼吸をしないとならないから、海中で身動きが取れなくなると、溺死する。成体なら1~3時間ぐらいは潜っていられるようだけどね。

(続)

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