続き。
丘を登って再び下って、阿佐の集落へ。こちらには、一応ホテルがあるけれども、それ以外に宿もほとんどなく、小さな集落。その代わり、昔ながらのフクギの並木が残る。止まった時間だね。
フクギってのは、ゴムの木みたいな、5~6メートルぐらいの木。日除け、防風防砂林として沖縄では使われていて、古い集落はこれで囲まれている。沖縄本島だと、美ら海の先にある、備瀬の集落が有名だね。
この時は、この島の唯一の公共交通機関の村営バス、と言っても、ワゴン車程度だが、それで子供達が帰って来ていた。座間味島には学校は一つだけ。幼小中一緒。座間味の集落にあるので、皆そこに通うことになる。
歩いている人なぞ誰もいない道を、先へ。人と会わないこのだだっ広い自然の空間、都会育ちの人間にとっては新鮮で心地良い。
チシ展望台に到着。他の展望台と同じく、断崖絶壁。一応下のビーチに降りられるらしいが、結構危険。そこまでしてこの辺でシュノーケルせずとも、と思うので、止めておいた方がいい。他にポイントはいくらでもあるしね。
ここから、東の終点の唐馬までは、かなりアップダウンがきつい。伊江島の比じゃないね。これは、チャリではかなり厳しい。楽したい人は原チャリがいいと思うよ。一番いいのは徒歩だと思うが。
車なんて、全くすれ違うことすらないので、車道を気分良く歩く。前にリンクを載せたあの動画の軽トラ気分(こちらは別バージョン)でw、アウトインアウトできれいに、ね。最短距離を行かないと、この山道はきついw。
座間味港から片道6.3キロ、1時間半を歩き、行き止まりに到着。
(続)
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