2020-12

旧コラム

いへやの塔

前の続き。 時間は16時、ちょっと早いが宿へ帰ってシャワーを浴びて、前泊の集落を散策。結構立派な村役場を見て、ちょうど隣の中学校が下校時間で、離島では良くあることだが、会う生徒皆に挨拶されながら、丘の方へ。 そこにある「いへやの塔」を見る。...
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水田

前の続き。 これは明治以後の皇民化政策の結果であり、同様に、御嶽にも鳥居が設置され、神社とされた。多くの場合、戦後にこの鳥居は撤去され、元の御嶽になったのだが、この伊平屋島はそのまま神社として残された、ということだろう。 既に述べたが、この...
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我喜屋

前の続き。 ここには久里原(くさとばる)貝塚があり、調査によると紀元前4500年から島で人が暮らしていたそうだ。縄文時代、沖縄では貝塚時代前期と呼ぶらしいが、その遺跡。奄美との交流があったこともわかっているそう。 まあ、貝塚ってのは多くの場...
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海神

前の続き。 シーサーが二体置いてあるところの景色は最高だった。高台から眺める広々とした遠浅の海。これほど視界が開けているのもなかなかない。しかし、誰とも会わないな。車とすらすれ違わない。島の西側は実に静かで良い。 使われている気配がない田名...
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潮下浜

前の続き。 北側はリーフエッジが近く、深い青の海になっている。この田名岬、実は鹿児島県に属する与論島の北端よりも北に位置している。この岬から与論島、沖永良部島も見えるそうだが、この日は見えなかった。 島の北端なので、東西の海も見渡せる。日光...
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久葉山

前の続き。 中は洞窟なので涼しい。ある程度奥まで行ったが、細く暗くなっているので引き返す。いつ崩れるかわからんしね。実はこの洞窟、これは東側にあるのだが、島の西側の海岸まで繋がっているそうだ。 そちらの入り口は「西クマヤ洞窟」と呼ばれている...
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クマヤ洞窟

前の続き。 「原風景の島」とは、素朴な風景と様々な民俗学的に重要な祭祀が残されていることから、また、上記の伝説から、日本人のルーツとしての島、という意味合いだろう。まあ、どこまでが本当なのかはわからない。 この小さい島にそんな大層なルーツが...
旧コラム

「てるしの」の島

前の続き。 先へ。クマヤ洞窟に。日本の神話に「天岩戸(あまのいわと)伝説」がある。太陽の女神である天照大神(あまてらすおおみかみ)は弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の暴挙に怒って天岩戸に引き篭もってしまう。 太陽神が隠れた為、世界は暗闇に包...
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念頭平松

前の続き。 たまにはこんな頭の体操的な、意図的に大仰な言葉を使った言葉遊びも良いだろう。それでも、この文体で書くのは結構な労力が必要と言うことは、俺もまだまだ教養が足りないな。 さて、6時半、こんな時間に起きる気はないので二度寝して、その後...
管巻き

食べログ消した

これに拘ってしまうのが阿呆らしくて。一度行ったかどうかに拘ってしまう。美味い店なら何度でも行けば良いのに、行った店を極力増やしたいとか思ってしまって、新規店優先になってしまうのが駄目。 それに、絶対に外すだろうなあ、って店に行って外す、これ...
飲食店紹介

飲食店紹介

麺ディー 崇元寺近くのラーメン屋。鶏白湯のラーメンでは相当に美味いので一度は食って見る事を勧める。只、不定休なのが難点で、現在も長期休み中。しかも、SNSもやってないんで、行って見なきゃ分からない、って言うね。 二万八千石 栄町の焼鳥屋。こ...
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田舎にも変質が必要

前の続き。 「都市の空気は自由にする」という中世ドイツの言葉がある。これは封建的な地方から都市へ逃げ込んだ農奴が1年と1日経てば解放され自由になると言う意味で、これも端的に都市の自由さと、田舎の束縛性を表している。 だから、地方の衰退、集落...
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「小国寡民」は幻想

前の続き。 「ゆいまーる」においては、御互いが同じことを同じように協力しなければならない。つまり、社会に個人を隷属させる、戦前の全体主義に近い、強制的に同質化することを意味している訳で、それを拒否する者、異質な者を許容し得ない。 確かに皆が...
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都市と小国

前の続き。 都市型の大きな社会に様々な問題があることはわかる。多くの場合その根底にあるのは、近隣住民との交流関係が少ない為、人間同士のつながりが減り、それが揉め事、犯罪、訴訟などの軋轢を生む、ということだ。 こう考えると、この正反対にある「...
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小国寡民

前の続き。 これがこの我喜屋集落だけなのか、この島全部がこうなのかは不明。それにしても毎日、いや、毎日かどうかはわからん、土日は無いかも知れんが、これは翌朝も流れたのだが、こんな放送、島民ですら息苦しくならないのだろうか。 農業や漁業に従事...
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強制起床

前の続き。 看板メニューの「魚ざ」、ってのは魚を使った餃子らしい。多分、シーチキンと韮と青菜の餃子で、結構行けるが量が多い。料理は全般的に炒めものが多いようだ。この周囲は店が全然ないので、帰り道は真っ暗。 真っ暗闇の道を15分ぐらい歩いて、...
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伊平屋の夜

前の続き。 島の北部の集落、田名は水田が多い。だが、刈り取った跡が見られるものの、稲穂は少ない。二期作も可能なのだが、あまり行われていないようだった。砂糖黍畑は普通に多かったな。 そこから南下して、前泊の集落で今晩の居酒屋の位置を確認して、...
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野甫島

前の続き。 ハンタ毛展望台、小さい田舎らしい小中学校、御産土井戸(うふまーがー)という井戸跡などを見る。塩の博物館は営業していなかった。興味はなかったからいいが、パンフレットにあるキャラがシュールすぎる。下の写真を見てくれ。 赤い塩の結晶が...
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米崎

前の続き。 この線より南側は伊平屋島の一番細い部分で、砂嘴の様になっており、橋で野甫島につながっている。遠浅の白く輝く広い砂浜とそこからグラデーションで描かれる多彩な青が非常に美しい。 南側の米崎(よねざき)ビーチで泳いでみた。干潮時だった...
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島尻

前の続き。 少し坂を上ったところに屋蔵墓という案内が見えたので、下って海の方へ。琉球最初の統一王朝を立てた尚巴志(しょうはし)の曽祖父、屋蔵大主(やぐらうふぬし)がここの出身で、その墓ということだ。海は綺麗だが、ふーんという感じ。 一山越え...
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