ハブ・3

管巻き

マングースをハブ退治用に持ち込んだのは、両者を戦わせると、まずマングースが勝つから。そもそも、マングースはコブラの天敵で有名だったので、それをヒントに東大の教授がハブとマングースを戦わせる実験を行った。

で、マングースが勝つ。ハブに咬まれても毒自体ではマングースは死なない。逃げたり食われたりはするようだが。マングースがコブラと戦えるのは、その毒に耐性があり、ハブの毒も効かないから。これは進化によって身に付ける。

こう言う毒が効かない進化をする例は他にもあって、ガラガラヘビに対するリスとか、キングコブラに対する孔雀とかラーテル。コブラの毒は象をも殺せるのに、凄いね。

コブラは前方、頑張っても180度にしか首を伸ばせないし、射程も短いので、はっきり言って弱い。それに比べると、ハブは体長の分だけの射程があり、角度も全方位なので強い。それでもマングースが勝つけど。

鼬とマングースは体型は似ているが、結構違う。鼬は鼬科で、マングースは猫科。顔を良く見て見ると、確かに鼬は鼻が長くしゅっと尖っているが、マングースは猫に近くのっぺりとしている。

ところが、このマングースが問題に。ハブに対しては、戦えば勝つけど、やはり手強い事は間違いない様で、積極的には襲わない。だから、ハブの駆除に余り役に立たず、寧ろ地元の固有種を食う害獣扱いに。

瀬長島で食った、青みが掛かった卵。

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