歴史小説・2

管巻き

只、ゲームで反射神経とかってのは、純粋にゲーム、で終わる。が、歴史絡みで、更に小説とかってなると、人の価値観に乗せられる事になる。こう言うのに物凄く抵抗があった。

人が書いた空想を読むって、そいつの手の平で踊っている様で。相手が釈迦位立派な人物ならばまだしも、その辺の、どうせ歴史に名も残らない様な、低俗な作家、そこから影響を受ける自分が許せない。

だから、大衆娯楽歴史小説なんかよりも、評価がある程度確立している有名所の純文学の方を読む事が多かった。こう言うのは試験にも役立つ、って言う、かなり実利的な邪な考えもあったのだが。

歴史なんて結局、誰も分からんからな。もっと中立的であって欲しい、と俺は思っている。本能寺の変があったと言う事実だけで俺には十分で、光秀の謀反の動機とか、どうでも良い。

教科書も、もっと淡々として欲しい。因果関係とか、故事付け過ぎだ。実際、後から訂正される事も多いからな。そんなあやふやな物を教えないでくれ。只只管事実の列挙で頼む。

まあ、物語性がないと面白くないってのは理解はする。面白くなけりゃあ誰にも興味を持って貰えないから、そこはある程度妥協は必要か。只、そこは個人が勝手に物語を描いて埋めりゃあ良い事で、教科書に記す事ではないな。(終)

水納島の海。

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