弱者の戦略・1

管巻き

勉強ってこう言うもんだよ、弱者の戦略。これが分かっていない奴が一番出来ないんじゃねえかな、無能。俺は、例えば英語を、好きになれとか言わない。仮に自分が好きであっても、人にこれを強要しても無駄だと思っている。

嫌いだけどやらなきゃならないから、これが俺の顧客のニーズ。好きで仕方なかったら、普通、自分で勝手にやる。それが嫌で堪らないから、でも必要だから、こっちに頼って来るんだろう?じゃあ、それに合った戦略を提示しよう。

これが分かっていない阿呆が多いんだよねえ、この業界。僕はアメリカ大好きです、英語、やろうよ皆!Let’s speak English!余りに寒々しい。

いやね、自分自身が英語好きなら、そんな事を御前に言われんでもやってるわ。全く御前に用がない。何を習う?うぜえだけ。何でここに、態々習いに来ているか、理解出来ているか?

通常の教育があるのに、それ以外に習いに来る、そこのニーズを汲み取ってやらんと。簡単に言えば、本人はその教科(例えば英語)が大嫌いで見向きもしたくない、だが、親や社会のプレッシャーからやらざるを得ない、だからプロに頼る、こうだろう?

スタートが、嫌い、って所なんだよ。先にばらしちまうけど、勝手にやって来る優秀な奴、これ程楽な存在はない。何で俺の所に来てんの?って素朴な疑問は湧く。君なら1人でやっても余裕で出来ると思うけどねえ、なんて。


穴場の良い所。

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