干支・2

管巻き

すやすや寝ている猫。「ん?何々?どうしたの?おい、鼠、何だこの騒ぎ?」「ああ、猫君、暦を決めるレースだってさ、スタートは3日後、頑張ろうね!」「おうよ、鼠!負けんぜ!」

ククク、阿呆が!大人は質問に答えたりしない、それが基本だ!これで1匹脱落、さて、次にどいつを利用してやるか。低能共は自分の足で行くつもりらしいが、釈迦の糞野郎はそんな条件は付けていないっ…!

「ん?牛君?もう行くの?」「俺は鈍い。自分を分かっている。だから、今すぐに抜け駆けで出発するぜ!」「流石は牛君、格好良いよ!」

こいつ、図体だけはでかいからな。良し、取り敢えず乗っかって置こう。俺の小ささなら乗っかっても気付くまい。揺られて寝ながら楽ちん!この世で頭が悪いってのは罪だぜ!

他の連中は何をしていたんだか知らんが、無事に牛がゴール目前。虎とか竜とか速そうなのにな。おめおめと抜け駆けされおって、間抜けが!

竜なんて実在していないチートなのに、何やってんだこいつ。1位になって当然だろう、馬鹿がっ!こんな順位に甘んじおって、プライドはないのか、貴様っ…!

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山羊の反応。まるまんは食い易い方ではある。

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