録音禁止

管巻き

今後一切のカラオケにおける録音録画の禁止を命ずる。今ある物は即座に破棄せよ。見つけ次第本体ごと焼却する。

核戦争の感じ。互いの抑止力で留まっていれば何とか許せるけど、ぽちっとな、何て気軽にやると、必ず同等の物が返って来る訳で、そこから先は消耗戦。不毛。

自分の声って、普段聞く事がない。自分が発している音は俺の体を通って出ているから、俺が感じている音は、聞いている方とはまた別。実はここにかなりの劣等感がある。

俺は大体どの能力も高いしよ、自分では重鎮の声だと思っている。一言一言に重みのある、石原裕次郎や高倉健や渡哲也の様な。

一切突っ込むな。言われずとも知ってんだよ、録音した俺の声は当然自分が一番分かっている、軽い、薄っぺらい声。ドラマだとモブか引き立て役。「なんだとおぉ!」なんて顔芸しての負け犬の言葉がぴったりの音。

今こうして書いていても、この画面の向こうの俺は笑ってないぜ。自虐にしても許せないラインってのはある。これはどうやっても治らんしな。声もトレーニングによって変えられるのだろうか。

取り敢えずここは、核兵器削減条約を結びましょう?それがあなたの為、私の為。そう思うでしょう?これが前提で初めてカラオケも楽しめるのではない?新たな核を生み出すのは止めましょう?


色々。

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