残るのは虚・2

遊びは所詮遊び、残る物は虚。良く考えれば当たり前の事で、仕事と遊びを分類している時点で見えている結果。仕事と遊び、この違いは何だ、と考えれば自ずと答えは出る。

仕事とは、蓄積する物だ。多少なりとも苦痛が伴うであろう事は否定しない、この、仕事、と言う響きにそう言う含意はある。だが、これを積む事で自分が成長し将来へと繋がる、そう言う事も大いに含まれている。財産の蓄積は勿論。

遊びとは、無論真逆。刹那の快楽を得る為に、蓄積ではなく、寧ろ消費が推奨される。遊びから得られる学習効果は当然否定しないが、それは飽く迄も結果であって、元々の目的がそうであった訳ではない、偶発的な物だ。

実際、遊びからの結果は完全に偶然で、確かに偶に良かったと思える事もあるだろうけど、寧ろ大概の場合は失望の方が大きい。あれだけ楽しみにしていたイベント、こんなもんか、と、どこか冷めた目で見る自分がいないだろうか?

こう考えると、自分の中で、仕事と遊びと言うのを既に分類してしまっている以上、その結果まで予想していると言う事になる。

極論をすれば、未来への希望が仕事であり、その逆が遊びだ。遊びと言うのは明日への失望でしかない。只の無駄。だが人生、元々意味がない、だからこの無駄を繰り返す事に何も問題はない、寧ろこの積み重ねこそが人生とも言える。

結局、こう言う葛藤の塊よね、どっちが良いとかなくて、これを繰り返すだけ、未だに、この年になっても、まだこれ。ま、気分だね、暫くは仕事したい気分、それだけ。又その内遊びたい気分にもなるだろう、下らん。

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