安里の片隅から・2

管巻き

只、結構大きな転換ではある。今迄は全て自己責任の下、自分の事だけを考えれば終わり。ここから先は変わる。当然功罪両方ある、でも功の方が大きいと踏んだ、いや、そう言う天秤以上に、こっちの方が楽しそう、それだけ。

で、集まってくれて、やる、って言ってくれて。こちらも答えねばなるまい。管理とかも無茶苦茶大変だろうなあ、事務的な事も当然増える。でも、同じ時間を共有しながら、何か出来たら。

他の待遇を聞いて呆れたね、あのさあ、そこら辺のコンビニじゃねぇんだよ、もう少し知性の活用を評価しろ、この島は。だから、価格破壊してやろうと思っている。別に赤字になっても良いや、これで優れた者を呼び寄せられるなら。

大赤字スタートで全然問題ない。黒字が目標ではないから。無論いずれ転換してくれないと困りはするだろうが、そこは二次的目標、それ以前に大事な事がある、そしてそれが抑々のこの仕事を始めた動機。

多分、多くの人が真似出来ない、俺の最大の長所。既に死人、何も恐れる物がない、だから無茶苦茶出来る。現在でも周囲に価格破壊を起こしつつあるのだが、今度は雇用の方からもぶち壊そう、で、他を窮地へ。

ま、それでも遅々たる歩みになるけどね、俺の性格上。そんな一遍には出来ないし、したくもない、そこ迄有能でもない、そんな有能ならこの島にいない。この島でならそこそこ有能かも、って程度。

桜咲いたしね、良いんじゃね?これは桜じゃねえが。

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