この組み合わせは本当に凄いなあ、って思う。考えた奴が凄い。全然別物の文化、日本と西欧、を組み合わせる、そりゃあ適当にやりゃあ当たる事もあるかも知れんけど、その組み合わせの数を考えれば、相当な試行錯誤。
何か、感性が働いていないと見つけられない気がする。これとこれを合わせたらうまくなりそう、料理人にはこう言う感性が備わっているのだろう、俺にはとても出来そうもない。
面倒なのよね、料理って物が。口の中で混ぜ合わせれば同じじゃね?とか思ってしまう、無論、違う事は十分に分かってはいるのだけど、その手間を自分でやろうとは思わない。
だからこそ外食は意味がある。自分で出来ない、やる気にならない、こう言う作業をやってくれて提案してくれて、素晴らしい。自分の殻に閉じ篭もると言う最悪の事象を避ける為の人の知恵とでさえ言える。
境界をぶち壊す、料理こそが寧ろ国際社会の原点なのではないか、世界平和はここにこそあるのではないか、と思える程に。新しい融合した料理、人間の基本は食の筈なので、だから、これが原点なのではとも思う。
幾ら話したって互いに通じ合う事なんてねえよ、異文化であればある程、だからこそ、人間共通の欲望、食欲性欲睡眠欲、ここで纏まるしか未来は開けない。
そう言う点で、食ってのは交流の大事な手段。性欲は結構全世界的に纏まりつつはある、そりゃあ異端は沢山いるけど、日本からのポルノ、世界的らしいしね、野郎は皆ポルノに関しては真面目に話し合う。
スポーツとか、偉い事になるね、争いが、こんな辺鄙な地域での野球ファンの間ですら偉い揉める、だけど、女の品評会は結構皆互いの趣味を認め合えるし、余り争いにならない。
原点からの交流、これが一番大事なんだろう。自らの根本を作り上げている欲望こそオープンに出来る環境がいる。これも一方的ではないしね、SMクラブの様に、互いに引き付け合う場合もある。
昨今、マイノリティを認めようと言う雰囲気はあるが、ならば現状の法に違反する物ですら認めねばならない。その先の世界はどの様になるだろうか、俺には想像もつかない。
多種多様な物がぶつかり合って様々な変異を起こして常に変動し続けるのがこの世界であろうと言う事位はぼんやりとだが、分からなくもない。ま、新しい料理が生まれ続けるのはこちらとしては楽しいので良い事ではあろう。
コメント