【和食55】最低限の教育を

旧コラム

だが、移民が日本に勝手に来るなら、それはまた別。受け入れようじゃないか。日本の器のでかさを見せてやろう。国の外から来る人間がいると言うのは、その国が光り輝いているからだ。

夏の夜の電灯のように、虫が寄って来る、それはそれで嬉しいことだ。外国から見ればユートピアに見えると言うことなんだからな、この日本は。逆に言えば、来なくなったら、もうこの国は終わり。魅力が無いのだから。

なので、俺は移民に対して、消極的賛成派。わざわざ国策で呼び込む必要はないけど、法的手続きなどのハードルを下げることで、もう少し受け入れても良いと思っている。

ただ、移民が日本を選んでくれるかね?これは結構怪しい。言語は、他の言語と全然似ていなくて非常に面倒。世界の共通語である英語も、あまり通じないのが現実。外国人にとって、意思の疎通は非常に困難な国ではある。

日本人の外観は大体一様で、肌の色や顔の作りで、外国人は非常に浮く。宗教には寛容であるのが救いだけど、移民はこの国に馴染めるかね?すぐに帰られて、「日本は差別大国」とか悪評を撒き散らされては堪らん。

だから、移民を受け入れるにしても、ただ受け入れるだけでは、まずい。日本社会に溶け込めるような最低限の教育をしてやらないとならん。この、世界の中でも隔離された特殊な島国に、いきなり放り込むのは無理がある。

(続)

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