平和の琉歌

旧コラム

前の続き。

泡盛のヘリオス酒造が経営していて、全国的にも有名な芸人スリムクラブの、でっかい方の親が店長。多分その親父さんが下で客引きをやっていて、それに連れられて店へ。乗りが良い親父だった。さすがは芸人の血筋。

店内は結構広く、2階と3階がある。ライブは2、3人でやっていて、座敷やテーブル席に設定してあるステージを周っている。たまにこうやって民謡を聞くのも良いもんだ。沖縄料理もいろいろあって、それを肴に八年古酒などを飲む。

ここで平和の琉歌が流れていた。桑田佳祐が沖縄に来た時に作った曲で、現在ではネーネーズが歌っている。ライブハウス島唄に行けばいつでも聞けるだろう。ネーネーズの歌う「蒼いお月様が泣いております」の部分は素晴らしい。

これは音楽的には良いと思うのだが、歌詞にあちこち気に入らない部分がある。阿呆の桑田が書いたものであるので仕方ないとは言え、訂正して貰いたいね。こいつは知りもせんのに歴史や政治に口を出すから俺は大嫌い。

「民を見捨てた戦争の果てに」。この言葉は我慢ならない。誰が見捨てたんだ。指導者が民を見捨ててのうのうと生き残った、と言いたいのか。じゃあ、東京裁判で死刑、終身刑になった奴らは指導者ではなかったと言うのか。

天皇のことか。天皇が民を見捨てて生き果せたと言っているのか。もし殺したら後々の統治に問題が生じるというGHQの状況判断が理解できんのか。天皇から紫綬褒章を素直に受け取った分際で。

(続)

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