沖縄の豚骨ラーメン事情

旧コラム

屋台村は今の内に、の続き。

最近、国際通りの豚骨ラーメン屋「暖暮」の前は奴らがいつも屯している。あれで行列になって待っているらしいが、俺にはそうは見えない。中国人には「並ぶ」という概念がないとか聞くしな。「我先に」で、店はトラブルで面倒臭そう。

何でも、中国のガイドブックで「暖暮」は「日本一のラーメン屋」と紹介されているらしく、それでこの人だかり。御世辞にも「日本一」は有り得ない味だけどね。大体「一蘭」と同じ。まあ、あまり好き嫌いが出ない無難な味ではあるか。

沖縄には「一蘭」はなく、この「暖暮」と「康竜」がある。この系列の流れとしては、元々福岡に豚骨ラーメン「一蘭」があって、そこから喧嘩別れしたのが「暖暮」、「康竜」はその支店か系列店、という感じ。味はそれぞれで違いは一応ある。

俺は都内で「一蘭」は何度も、「康竜」は都内でもこちらでも何度も行った。「暖暮」はこちらに来て1度だけ。「康竜」は好きじゃない、「一蘭」は悪く無いけど飽き飽き、「暖暮」は「一蘭」とさほど変わらず、って感じ。

沖縄でも豚骨ラーメンはどんどん増えていて、おそらく「風雲」が一番人気。「武虎」は最近増えているね。「通堂」は「一風堂」に近い。俺の評価は順に、普通、普通、まずい。

昔は多かった「麦麦」系は減って来ている。ラーメン屋が増えて来て客の味覚も上がったか、5年前までは深夜の松山でいつも行列になっていた「康竜」は、今じゃ並んでいるところを全く見なくなった。「暖暮」の方は店を増やしつつある。

(続)

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