古宇利島と海胆

旧コラム

前の続き。

先へ。山道を抜けて慶佐次湾のマングローブ林に着いたのは良いが、雨が強い。傘も持って来なかったし、遊歩道を散策は無理なんで、展望台から眺める。この水の色もまた沖縄の自然、青い海ばかりではないのも魅力の一つ。

ここからちょっと戻って山を越えて、西海岸に抜ける。西海岸はからっと晴れていた。島の中央の山に雲が当たって、島の東部だけ大雨のようだ。こういう島の天気の変化もまた面白い。

屋我地島を通って古宇利島へ。この島は何かいろいろと変わって来てしまっているのが残念。8年前に来た時は田舎の雰囲気が残っていて綺麗な島だったのだが、今は観光地化されていて、人も多い。

橋の両脇に広がる海はまだまだ十分に美しいとは思うが、島に渡ってみると、素朴なビーチという雰囲気は全く無く、思い做しか海の色も汚くなって来ているような。漂着物も多い。

昔は白髭海胆がこの島の名産品だったのだが、観光客が増えて、雲丹丼の為に乱獲して、結果、今は禁漁。もう海胆の漁自体を諦めたような感がある。ここ4年ほどやっていないからな。

あまり美しくないわりに人が多いビーチを眺めた後に、山田が腹が減ったと言うので、駐車場前の食堂「食と館」で雲丹丼と海鮮丼を食ったのだが、雲丹は勝連の冷凍物とか言っていたし、もうここで雲丹を食う意味は全くない。

(続)

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