蛇、すまんな

旧コラム

琉球鮎、の続き。

途中、山道で蛇を轢いてしまった。最初、木の枝かと思った。直前になってうねうね動いて気付いたが、時既に遅し。車を停めたが、バックミラーで見たらまだ動いていたので、降りることはせず。

手負いのハブに噛まれたりしたら嫌だからな。でも、ハブは夜行性なので、他の蛇である可能性が高いだろう。奄美にはハブ以外にも多くの毒蛇がいる。死ぬほどではないらしいけど、君子危うきには近寄らず、ということだ。

結構のたうちまわっていたのだが、まあ、死ぬだろう。でも、帰り道で見たら、跡はあるけど蛇はいない。その辺の草叢に消えたのか。生命力があるな。さすがに生きてはいないと思うけどねえ。南無阿弥陀仏。すまんな。

目当ての高浜(ター浜)に着いた。あまりにしょぼい。確かに丸い石が多いのだが、波は全くと言って良いほどない。台風の後で漂着物が多いのもいまいち。タイミングが悪かったのかなあ。ホノホシ海岸のような感動はない。

この先には青久という集落があって、いずれ見てみたいけど、厳しい。人口がわずか二人の限界集落で、未舗装路を3kmぐらい行くらしいので。むちゃ加那の碑というのもそこにある。

昔、奄美に素晴らしい美女がいたが、有力者の求婚を断って喜界島へ流された。そこで巡り合った男と結婚して娘が生まれた。これがむちゃ加那。

(続)

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