鶏飯

旧コラム

ひさ倉、の続き。

店員によると、飯をよそってそこに具を乗せ、スープをかけて食う。簡単に言えば、鳥茶漬け。飯は結構な量があり、重い。値段は1000円。

鶏飯は元々薩摩藩の代官をもてなす為の料理で、奄美市笠利町が発祥。当時は貴重な鶏肉と白米を使っているので、殿様料理とも言われる高級料理だった。現在では各家庭、給食でまで出されているよう。

家庭、店ごとに味が違うということだが、白米と具には大差がないので、差はスープということになる。奄美地鶏を使った鶏がらスープ、これが決め手。と、ここまで、観光ガイド誌の受け売り。

俺の意見を言おう。茶漬けだ。それ以上でも以下でもない。まずくはないが、普通。島に鶏飯の店はたくさんあるのだが、味比べをしてみようという気には全くならなかった。だって、そんな鶏がらスープに差が出るものだろうか。

ここ「ひさ倉」が一番評判が良いわけで、これを食って、ふーん、で終わってしまった以上、他を周る気にならない。むしろ、この店のもう一つの売り、鳥刺し定食の方がうまそうだった。名物にうまいものなし、ということか。

先へ。細い道を抜けて倉崎海岸。ここはリゾートビーチ。家族連れが渚で水遊びしている。皆水辺で遊んでいるだけなので、俺も泳ぐ気にならなかった。水は綺麗。ただ、珊瑚は沖の方へ出ないとなさそうか。

(続)

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