島のブルース

旧コラム

西郷南洲謫居跡、の続き。

なるほど、この名を残す為に奄美市との合併に反対したのだろう。この辺は俺の勝手な推測ではある。ただ、この奄美は鹿児島であるが、このように西郷の残した悪い面もあるので、そこまで慕われていない感じがする。

逆に、沖永良部島は、西郷の教えによって発展した経緯があるので、鹿児島と同様に西郷は人気がある。因みに、同じ薩摩藩の幕末の志士である大久保利通は西郷の敵とされており、地元では全く人気がないようだ。

先へ。すぐ近くに島のブルースの歌碑がある。古くからのスロッカスならば知っているかもしれないが、ニュー島唄で使われていた音楽。恥ずかしながら俺もこれで知った口ではある。

三沢あけみ(和田弘とマヒナスターズとのデュエット)の歌で、1963年にレコード大賞新人賞を受け、彼女はその年の紅白歌合戦にも出場している。俺が生まれる随分前の話、知らなかったのも仕方あるまい。

この曲の作曲者、渡久地政信は沖縄生まれだが、ここ奄美大島の龍郷町育ち。島のブルースも奄美を歌ったものになっている(歌詞は吉川静夫)。その為、奄美大島では非常に良く親しまれている曲だ。

その歌碑がここにある。碑の下にボタンがあって、それを押すと結構な大音量で、4番までフルで流れる。しかも、それを2回繰り返す。良い曲だ。高音質バージョンはこちら。ただ、二度も流れる必要はないと思うが。

(続)

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