近大鮪

旧コラム

前の続き。

そういう意味では、焼酎というのは香りを楽しむものとも言える。ウィスキーがストレートで推奨されるのもその為。俺は常温の酒が好きではないので、焼酎もウィスキーもロックで飲むが。

因みに、甲類焼酎というのは複数回蒸留するもので、原料の香りが残らない、癖のない味になる。原料には糖蜜、芋類、タピオカ、コーングリッドなどを使うが、これらは安い。

その為、大五郎などの安い焼酎は大体甲類焼酎。樹氷、トライアングル、純、真露、鏡月などもそうだ。これらは割り物に向いている。居酒屋で割り物が安いのは原料の酒が安いから、というわけ。

酒の話を書くとまだまだ長くなるのでこの辺にしておこう。奄美大島の産業は他に漁業。海岸線沿いに小さい集落がたくさんあるが、これが生業であろう。だが、奄美大島のメインは養殖。

鮪、真珠、車海老、鯛の養殖が盛ん。中でも、黒鮪の養殖は日本一だ。いわゆる近大鮪。これを島南部の瀬戸内町で養殖している。ほとんどは島外に出荷されているのだが、島内でもある程度は食える。値段はするが。

こちらのメインスーパーであるグリーンストア、ここではこの近大鮪の刺身が売っているそうだ。見てみようと思っていたのだが、すっかり忘れてしまった。なので、値段もわからない。だが、鮪好きには良い島ではあるだろう。

(続)

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