歴史に善悪はない

旧コラム

前の続き。

勿論俺はこんな風には思っていない。だから、大河ドラマって阿呆臭いな、と思っている。歴史に善悪を求めてはならんのだよ。だが、ドラマ化することでどうしても善悪のイメージを押し付けることになる。

ま、現代では表現の自由があるんだし、勝手にドラマを作れば良いと思うが、国民から金を徴収している国営放送であるNHKがそれをやる必要性は全く感じない。民放かBSで勝手にやれ、と思うね。

結局のところ、大河ドラマってのは、日本の歴史をドラマ化することで日本人の教養を高め、その歴史に誇りを持たせようという意図なんだろうけど、俺にはミスリーディングをしているように思われる。

阿呆は、尊敬する人物として信長、秀吉、家康などを上げたりする。政治家とかですらいたりするからな、こういうの。いやいや、お前、こうなりたいの?やばいだろ、これ。ヒトラーになりたい、みたいなもんなんだぜ?

尊敬する人物としてヒトラーを上げる奴は、誰でも「やばいな」と思う。だが、信長なら問題ないか?むかついたら親族でも平気でぶち殺す、寺も当然の如く焼き討ちにする。これを目標にする奴は相当にやばい。

でも、信長を尊敬、これは許される。ヒトラーを尊敬、これは許されない。この線引きは何なんだ。ヒトラーだってドイツの一次大戦後の復興って面ではそれなりの役に立っている。

(続)

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