佐和田の浜

旧コラム

前の続き。

先へ。フナウサギバナタ。「舟を見送る岬」って意味だそうだ。「舟送りバンタ」ってことかな、俺が理解できる言葉に直すと。バンタは沖縄の言葉で「崖」という意味。その宮古訛りだろう。

ここもサシバの展望台。さっきの牧山展望台よりはサシバがリアル。近くに座礁した船が見える。その近くにある西海岸公園も似たような崖。

こちらではマンタが見られた。俺は目が悪くて海亀?ぐらいにしか見えなかったが。マンタって、ダイビングでもなかなか出会えないとか聞くよな。いいものを見られた。俺にはマンタに見えてないんで、いいものを見た気がしないのだが。

隣接する白鳥崎は遊歩道が整備されているので散歩に良い。そこからしばらく行くと、日本の渚百選の一つ、佐和田の浜。非常に遠浅の静かな浜辺で、白波の立つリーフは2、3キロ先だろうか。

巨石がごろごろしていて、独特の風景を作っている。この岩は1771年の津波によって打ち上げられたものだとか。信じ難い。沖合いからこれだけの数の岩が運ばれて来たというのか。

こんな津波が来たら、この平坦な島、8割ぐらい死んだんじゃないかと思うのだが。その真偽は知らんが、これは眺めていても飽きないね。夏ならば、濡れても良い格好でずっと沖合いまで歩いてみたいと思った。

この辺りが伊良部島と下地島の境目。意識していなければ別の島などと思わないが、細い川、実は川ではなく海なのだが、これで別々の島になっている。橋が何本も通っているので、別の島に来たなどと気付かないが。

(続)

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