嫌いは物の上手なれ?・その1

旧コラム

「パチンコ、スロットが嫌い」って話をもう少し。この言葉、俺はよく口にする。飲んでいると、同業ならたいていは共感しているようだし、これで食っているなら、皆こうだと思ってくれていい。

飲み屋なんかでも、よく言うね。沖縄、狭い社会なんで、パチ屋で見る常連客とかと、街で出くわすことは結構ある。その際に、「パチンコ、スロット、どうやったら勝てんの?」なんて聞かれることはしょっちゅう。

勝つ理屈とか、細かい話をいちいちするのも面倒なんで、俺はこう言う。「パチもスロも、見るのも嫌なくらいに大嫌いになったら、勝てるよ」とね。

逆説的だが、これは真理だと確信している。同業なら理解はしてもらえるだろう。パチもスロも、「楽しい」うちは大して勝てないね。

立ち周りの際には、「退く」ことが重要になる局面は多々ある。前日に絞った本命の台に、開店2時間前から並んで座って、終日ぶん回して勝てました、そんなの、猿でもできること。

こんな日々なら誰も苦労はしねぇ。「本命」と思って座ったけど、どうも外した臭い。ここで素直に退けるかどうか、これがでかかったりする。

本命を外した時点で、前日までに立てた戦術が破綻しているのだから。ここで無理に立ち回っても、糞台を掴まされる可能性は非常に高い。期待値がマイナスの台に長時間座らないようにする為には、「退く」ことが重要。

パチもスロも、好きか嫌いか、これがここに影響してくる。好きな奴、「まだ打てる台はあるかもしれない、お、結構確率がいい台が空いたぞ、これ前日までの狙い台ではないけど、とりあえず打ってみるか」。

(続)

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