慶良間鹿

旧コラム

3月19日水曜の続き。

さて、島の西端の展望台を目指して。一本道かと思ったが、途中途中、分かれ道がある。おそらく、前述の彼女はここで難儀して引き返したと思われるw。いや、展望台に向かったつもりが、気付いたら町に戻っていただけだろうなw。

最初は右。次は左。まあ、道の太さの関係で、普通の人間なら誰でも迷うことはないと思うよw。後からそれぞれの別の道も行ってみたが、整備されていない山道になるんで、行かない方がいい。

散歩の山道の途中、鹿が出たw。この島には、国の天然記念物に指定されている、慶良間鹿がいる。小型の鹿で、琉球王国時代の1600年頃に、薩摩から持ち帰った鹿が野生化したものらしい。

慶良間諸島の、阿嘉島、慶留間島、外地島、屋嘉比島の4島にしか生息しない。座間味島、渡嘉敷島でも目撃例はあるらしいが。

目撃例?って話だが、この鹿、海を泳いで渡るらしい。「マリリンに逢いたい」の犬、シロだけじゃないんだね。最近ニュースで泳ぐ猪の話も聞いたし、動物にとって泳ぐことはそんなに難しい話でもないのかもな。

この鹿の場合、群れを出なければならない若い個体が生息域を広げるために海を渡るようだ。繁殖期に良くあるようなんで、やはり動機は性欲かw。泳いでいる途中に死んでしまうこともあるようだから、命懸けだ。

蝦夷鹿でも話題になっているが、天然記念物なんで保護はしているけど、やっぱり害獣って面はあって、農作物に被害があるから、現地人には嫌われている、と座間味の宿の主人から聞いた。

(続)

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