旧盆・その1・うちなーぐちの考察

旧コラム

前に書いた通り、沖縄では旧盆がメイン。旧暦の7月13日から15日になる。今年は8月19日から21日。旧暦の7月15日と言うのは、新暦だと8月7日から9月6日の間で年により変動するようだ。

風習は大体同じで、13日がお迎え、15日がお送り。こちらの言葉では、13日をウンケー、14日をナカビ、15日をウークイと言う。日本語に聞こえないが、実はそうでもない。

こちらの発音だと、母音のオの段がウの段に変わることが結構ある。例えば、「心」が「くくる」になり、地名の「小禄(おろく)」が「うるく」になる。暑いから口を動かすのも面倒なのか、「お」の音を口を開けずにしゃべるとこんな感じになる。

実際、意識してやってみるとわかるけど、母音の中でも「お」だけ口の動きが大きい。面倒なのもわかる。だからイメージはつきやすい。

ここから先は、調べたんだがソースはないw。俺の想像もあるんで、間違っていたら御免。

ウンケーは、「お迎え」の「お」が、前述の通り「う」の発音になり「うむかえ」、「かえ」が連結して「うむけー」、「む」が音便で変化して結果「うんけー」になる。

ナカビはそのまま中日だろうね。

ウークイは同様に、「お送り」が「うおくり」、「うお」が連結して「うーくり」、rの発音が落ちて結果「うーくい」。

俺には沖縄の言葉、結構覚えやすい。こうやってルーツを考えるのも楽しい。やっぱり沖縄も日本だよ。それなりに元が同じな感じはある。まあ、田舎の爺さん婆さん達と話すと全くわからないけどねw。

ただ、今は、旧盆がメインとは言え、都市部の方ではそうでもなくなりつつあるような。正直、統一した方がいいと思う。内地で働いているのもたくさんいるはずだし、それが帰ってくる時に合わせた方が、何かと都合がいいしね。

(続)

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