【九州紀行・50】鵜戸神宮

旅行記

今日の目的の一つ、鵜戸神宮に到着。海岸の断崖にある珍しい神社。沖縄チックな蘇鉄や久葉に、純日本的な朱色の神社や柵の組み合わせ、面白い。海岸の岩々も様々な形をしていて飽きない。

洞窟に建てられた社では儀式をやっていた。安産祈願と思われる。他に、崖の下の岩の穴にある水溜まり目掛けて丸い石を投げる、御神籤的な物もある。金を払って買わないとならんけど。

元々は賽銭を投げて、見事この水溜まりに入ったら願いが叶う、って事だった。が、下の海に沈んだ沢山の賽銭を盗む輩がいたので、玉石になった、と言う事だ。何だか、あり難い様なあり難くない様な。

俺はこう言うのは基本的にやらない。元々の稼業的に、神に縋った瞬間、そこで終わりだと思っているから。運命は自分で切り開く物よ。事実、同行の同業連中、やってないからな。他に、こう言う宗教的な物に金を落としたくない、ってのがある。俺は無神論者だから。この稼業はこうなるんだよ。誰一人、手水すら使わず。

こんな糞みたいなオカルトはどうでも良いけど、ここの岩は面白かった。本当に奇妙な形をしている。波の浸食作用による物だろうが、実に不思議。こう言う所にこそ神秘を感じるから、ここに神社が作られたのだろう。

先の青島は遠くから眺めただけ。野球の巨人軍がキャンプ中に来る所で、神社と、鬼の洗濯岩ってのが有名。だが、この岩自体はこの辺の海岸のあちこちで見られ、先程の鵜戸神宮の近くにもあって、見たし。

時間があれば見ても悪くはないが、今日は別府まで行かないとならんので、時間が押している。この青島も記紀神話の有名な場所ではあって、天皇も来た所だが、まあいいや。高千穂峡も俺はまだ見ていないし、その時に機会があれば一緒にまとめて。

(続)


鵜戸神宮入口。

蘇鉄と朱塗りの柱。

縄の中の水溜まりに投げた石が入れば、大当たり、確変、ART。

奇妙な岩が面白い。

コメント

  1. なつ より:

    鹿児島側から約60kmの山越えにて宮崎日南へ。椰子が海沿いの立ち並ぶ風景を見ても誰も「ウォー!」って言わない光景。沖縄在住者ならではでしたね。

    鵜戸神宮でのアクティビティに誰も参加しないのは想像に難くないのですが、あの強烈な絵馬は誰か写メってないんですかね?
    内容はもうあまり覚えてないんですが、センセーの「万策尽きた・・・」って言葉が強烈に印象に残ってます。

    • 毒鼬 より:

      書き忘れていました。追加します。

      写真がない事に関しては忘れがちですね。今後は取り敢えず何でも写真は撮って置く事にします。

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