【九州紀行・47】首折れ鯖

旅行記

近くのパチ屋は「でちゃう!」の取材の日だった。便所ついでに店内を見学したが、もう取材は終わったのか、店内にはいなかった。因みに、釘は全く開いてなかった。かつてのライターだった俺様までもがわざわざ取材に来たって言うのに、ちゃんと出せよな。

天文館に戻る。歩くのに疲れたウメとバシは、まだ予約時間前だが、先に店へ。もう歩きたくないそうだ。なつさんと俺は周辺を散歩。アーケードの脇辺りにキャバやスナックが集中しているんだな。

こう言う街の造りを見るのは楽しい。実際にこの地に住んでいる人間がどこに集まりどう過ごしているかが見えるから。この日は土曜だったんで混雑していた。キャッチはそこそこいたが、しつこくないね。すぐに退散する。キャバ街にしては歩きやすいな、と感じた。

3軒目「吾愛人(わかな)」、何軒か支店がある郷土料理屋。ここは良かったよ、鹿児島に来たらここが御勧め。綺麗な店内で、個室の部屋も良い感じ。この雰囲気にしては値段もそんなに高くはないし。

首折れ鯖が非常に旨い。今回の旅行は鯖を食いまくったが、鹿児島、特に屋久島で有名なこの首折れ鯖は、九州北部の真鯖とは種類が違う、胡麻鯖。福岡で食った胡麻鯖は、真鯖を胡麻とたれで味付けした物だが、鹿児島の首折れ鯖は、胡麻鯖と言う種類の鯖。

鯖は鮮度が命なんで、水揚げしてすぐに首を折って血抜きするそうだ。だからこの名前。これは一度は食った方が良いよ。俺は基本的に光物の刺身は好きではないんだが、こいつは別格。皆、旨い旨いって事で、御代わりした。これだけ食いに鹿児島まで来る価値あり。

(続)


天文館のアーケード。

甲突町の風俗街。4軒しかないが。

そこの近くのパチ屋にて。

首折れ鯖。非常に旨い。

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