【野球のルール・6】ボールは守備側

管巻き

昔何かで読んだ話なんだけど、野球は他のスポーツとかなり違う。一番でかいのは、ボールを保持している方が守備側、と言う事。俺も言われて初めて気付いたが、これ、他の球技ではあり得ないんじゃないか?以下、野球の原型であるクリケットを除いた話で。

テニスもバレーもバスケもラグビーも、攻撃する方がボールを持っている。サッカーでも、ボールを保持した方が、さあ、攻撃に移ろうか、となる。

それに対して、野球は、ボールを持っている方は、何をやろうとも点数は獲得出来ない。ピッチャーは、いくら良い球を投げようとも、それは点数には繋がらない。ボールを持っている方が完全に防御側。多分、こんな球技は他にない。

ボールやバットが統一されていない、ってのもそう。他の競技でも、ルール内で多少のぶれはあるだろうけど、野球の場合は大き過ぎる。許される範囲においてでも、バットの長さや形状は見た目で結構違うしね。

フィールドも問題。サッカーで、この球場はセンターラインからゴールまでが他と比べて長い、とか、ゴールが他よりも大きいとか、ある訳がない。ところが、野球場の場合、ダイヤモンドの大きさはどこも皆同じだけど、両翼の長さ、左中間の長さ、バックスクリーンまでの長さ、フェンスの高さ、ファールゾーンの広さなど、球場ごとにばらばら。

御陰で、パークファクター、つまり、ホームランが出やすい球場とそうでない球場、なんてのがある。一番大事な点数に影響する部分で、フィールドごとの違いがある。テニスで芝やクレーと言う違いなどはあるけど、それすらも野球においては普通にある。甲子園の内野は土だし、球場ごとに人工芝・天然芝の違いも。マウンドの高さや土質の違いとかも。

(続)


こう言うのが自然に出来るって、不思議な物よ。

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