【英会話は不要・19】ヒエラルキー

管巻き

ヒエラルキーと言う階層制度自体がキリスト教に端を発していると言うのは、なかなかジョークにしては気が利いている。こいつらの口癖、「神の前では人間は皆平等である」だからな。全力で笑いを取りに来ているんだから、そこは酌んでやらないと。ここは笑う所だ。

教皇popepapa「パパ」と同語源)

大司教archbishoparchy「支配」+bishopで「司教を支配する者」)

司教bishop(「ビショップ」で、RPGで一般的・チェスの駒でも)

司祭priest(「プリースト」で、RPGでも一般的)

助祭deacon(「ディーコン」はあまり日本語では聞かないな)

キリスト教にはこのヒエラルキーがある。どこがどう平等なのか、是非とも説明して貰いたいけど、気違いと会話しても話が通じるとは思えんので、触れないで置くのが吉だろう。

ただ、これはカトリックの話。宗教改革を行ったルターカルヴァンは、「聖書のみ」「信仰のみ(信仰義認)」「万人祭司」で、教会の権威を否定したので、これを受け継ぐプロテスタントの連中は、このような階層は認めていない。

プロテスタントでは、教会に勤めている奴は、「牧師」。pastor「パスター」と呼ぶ。牧師は結婚しても良いし子供を作っても良いので、気楽だね。

牧師は一応は聖職者だけど、プロテスタントは「万人祭司」、つまり「信者は皆が聖職者である」と定義しているから、牧師はその班長みたいなもん。

もし、聖職者は妻帯禁止!とかしたら、万人が聖職者なんで、皆が子供を作れなくなって滅んでしまう。だから、そんなルールはプロテスタントにはない。

対して、カトリックは駄目。聖職者と一般信徒には明確な線引きがある。聖職者は妻帯禁止。神に仕える者は、欲望は、性欲すらも断て、って事らしい。ふーん、なら、食欲も睡眠欲も断てば良いのによ。

カトリックの聖職者にはこう言うルールがあるから、ゲイだとか少年愛とか、やばい方向に行く。女は駄目だけど男ならOK、という屁理屈。

正教会の場合は、自分で選べるみたいだな。聖職階級の上の方に行く前に、妻帯するかどうかを自分で選択出来る。結婚したならその後離婚は一切許されず、独身と決めたならばそれを通さなけりゃならない。教会の一番上は独身じゃなけりゃならんので、そこを目指すならばそれなりの覚悟はいる、と。

(続)


久米島の古民家。重要文化財だったような。

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