【GPIF・3】ロイズでも無理

管巻き

人間ってのは、生きているだけで、強制的に丁半博打に参加させられている。土地を持っていても暴落する危険性はあるし、日本国が破綻したら、貯金なんて紙屑だ。そうならない為には外国の債権や株を買わなければならない。

年金のような規模、これ、140兆円だってよ、こんな額を国内の貯金だけ、なんて方が危険極まりない。急速に円安になれば、大きく目減りする。だから、リスクヘッジして分散投資が当然だ。

140兆円を140兆円、もしくはそれ以上の価値、にする為には、様々な投資を行うのが当たり前。GPIFの場合、国内債券・株式で61%、外国債券・株式で36%、短期投資3%、って所だから、堅い投資をしているはずだ。

この世に何一つ安全な資産なんてない、って事は肝に銘ずるべき。常に丁半博打、戦い。人間だって、明日事故にあって死ぬ事もある訳で、家族が路頭に迷わない為のリスクヘッジが生命保険。

じゃあ、GPIFも保険に投資したら?って、こんな額の保険なんてあるはずもなく。この額、アメリカの社会保障年金信託基金に次ぐ、世界第2位の運用資産なんで。こんな保険を引き受けてくれる会社自体があり得ない。ロイズだって絶対引き受けてくれん。払える訳がないから。

だから、GPIFがやっているのは、最大限可能なリスクヘッジ=保険であって、ギャンブルじゃない。

(続)


40人乗りぐらい。

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