【IPA・4】酒プロ

俺も酒のプロだからね、酒に関しては言いたい放題言うよ。安酒でもぐびぐび行ける馬鹿舌かも知れんけど、そこらの若造ワインソムリエと比べりゃ場数が違う。

飲んだアルコール総量で言えば、その辺のマスゴミに出ているぽっと出に比べりゃ、まず負けん。中学から飲んでいるんだから。安い酒から高い酒、飲んだ種類もかなり豊富だぜ。

酒の本質は泥酔にある。上品に適度な量を気持ち良く楽しく飲みましょう、なんて言う奴を酒飲みとは呼びたくないし、そんな奴に酒を語って貰いたくもない。

正気の時にゆっくり味わって飲みたい酒もあれば、ただ酔いたい時にぐびぐび飲む酒もある。こう言う違いが判らんのがソムリエだと思うのよ。

前者の飲み方しか理解出来ていない。後者の飲み方も酒の重要な一面なんだ。むしろ、こちらが酒の本質。ここに目を向けられてないのが、ソムリエ。

俺からすれば、毎日泥酔も出来ていない奴が酒の蘊蓄を語る事ほど愚かしいこともない。正気の酒から始まって、ぐでんぐでんの酒、両方を味わってこそ本物よ。

工業用アルコールに近い安酒から高級な酒、全てを等しく酒として、それを時と場合によりけり何でも飲める、そしてそれをそれぞれ評価が出来る、これが酒飲み。

当然好みは出るけど、どれも酒として、どんな飲み方をしても構わない、むしろ、新しい飲み方を提案してくれたら嬉しい、こう言う態度を持てない奴が酒を愛しているとか、言って欲しくないね。

ソムリエ、高級ワインの微妙な味の違いは区別出来るのかも知れない。だが、安いパックワインの味を知らなくてそのメーカーの区別も出来ないなら、それは酒飲みとしては下の下。一番普及している製品の味を知らないなら、その業界を語る資格なんてない。

ソムリエ試験には、安いパックワインを並べてメーカーや銘柄を当てさせるテストも出すべき。かつ、何杯飲めるかと言うのも必要。酒に弱い奴がソムリエとか許されんから。

一定量を義務として飲み続けさせて、12時間後に試験の続き、とかやったら良い。泥酔した後に飲みたい酒とか、味覚もまた変わって来るしね。

要は、正気の時に飲む酒だけが酒じゃねえ、って事よ。酒を知る、と言うことは、泥酔した自分を知る、と言うことでもある。こう言う面をなくして酒に詳しいとか、ないね。

俺の職業、酒プロにしよう。こっちの方がしっくり来る。パチプロも廃業間近だし。ああ、酒のプロとは言えねえか、これで稼いでいる訳じゃねえし。

酒飲んで稼げたら最高だけどね。でも、某おっさんの酒場放浪記の様な番組みたいにカメラが常に回りながら飲んでいたら、それはそれで酒も旨くねえか。難しいな。

(続)


百名ビーチ。岩がある。これは一応、重要な岩。

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