静かな世界・1

こんな世界も味がある。緩やかに衰退しつつあるこの国にぴったりの雰囲気。何時も聞こえる深夜の叫び声、ここは繁華街に近いからな、しかも柄の悪い、そいつらも流石に自粛しているのか、本当に静かな夜。

昼でも渋滞は少なく、国際通りですら人も疎ら、シャッターも目立つ。見慣れない光景であるだけに、実に新鮮。偶にはこんな流行り病も良い物だ。

諸行無常を感じさせてくれる。この静けさも又肴に飲める。部屋はいつもの景色ではあるが、花見酒、雪見酒、人間兎角視覚に頼りがちではあるが、聴覚も又、情緒を感じさせてくれる物だと、こう言う機会に気付ける。

聴覚の情緒と言うと真っ先に音楽が思い出されるが、何でもない日常の音も又、感情を呼び覚ます物。都市部にいれば、騒音だらけで、寧ろそれを無意識に聞かない様にするが為に気付かないのだが、その騒音もなければないで寂しい物だ。

深夜の爆音バイクも、派手なラップを掛けた車も、いなけりゃ、あれ、どうしたよ?って気分にはなるもんだな。元気に生きているか?そんな風になる。

そういや、ヘブンヘブン、キャバクラキャバクラアルバイト、夜の御仕事アルバイト、って流していた宣伝車も聞かなくなったなあ。この状況じゃ、夜のバイトも糞もあったもんじゃあねえか。

粟国島の鍾乳洞にて。
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