【和食66】落ち

最後、落ち。皆気付いてくれていれば良いが、最初の方からずっと「沖縄料理」と「和食」を別に論じている。これは自分でも特に意識して書いた。この言い回しこそが実は問題で、最初に差別的言葉を使っているのは俺。

ちょっと考えればわかるが、沖縄は日本なのだから、沖縄料理も「和食」であるはずだ。つまり、「沖縄料理」と「和食」は、対立関係にある訳じゃない。「和食」の中の一種に「沖縄料理」があるだけだ。

だから、「沖縄料理屋が減って和食の店が増えている」、こんな言い回しはおかしい。「寿司屋が減って和食の店が増えている」ともし書いたら、誰でも、あれ?と思うだろう。「寿司は和食じゃねえのかよ」と突っ込みたくなるはずだ。

わざと書いた。「和食」に「沖縄料理」を含めるのは、県外の人間も、県内の人間も、まだまだ違和感はあると思う。俺が「和食」と「沖縄料理」を別物として扱っていることに特に何も感じずここまで読んでしまったら、そう言うことだ。

「和食」と「沖縄料理」を頭の中で別に考えている。これは、まだ多くの人の意識が「沖縄」は日本の中の異質な部分、と感じていることに他ならない。

差別と言うのは大袈裟だが、まだ心の中に御互い距離感はあると言うことだ。まあ、仕方あるまい。沖縄と日本の交流の歴史はまだまだ浅い。いずれ時間がこの壁を無くしてくれるとは思うが。

「和食」の中には、江戸料理もあれば京料理も、東北料理もあれば九州料理も、ある。日本各地、ひっくるめて「和食」だ。沖縄料理が「和」食に分類されても、誰も何も、違「和」感を一切感じない、いつかそんな日が来ることを願って。

(終)

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