ブランド牛

前の続き。

まとめると、黒島や多良間島では「和牛」の「黒毛和種」を繁殖、飼育していて、これらの一部は子牛の内に出荷されて「神戸牛」などのブランドになり、この島でそのまま飼育した場合は、「石垣牛」「宮古牛」になる。

「神戸牛」は世界一とも言われるだけあって、名乗る為には肉質などに非常に厳しい条件が付いているので、やはり良い肉であり、旨いし高い。だが、牛の種類としては、「石垣牛」も「宮古牛」も「神戸牛」と同じではある訳だ。

因みに、「三大和牛」は「神戸牛」「松阪牛」「近江牛」だが、「松阪牛」の表示は2002年以降条件が温くなってしまい、価値が落ちた。「特産松阪牛・金」のみが以前の「松阪牛」と呼ばれるものなので注意。「近江牛」も条件は温いようだ。

この様に、和牛は生まれと育ちが別々の地域で行われていることが多い。子牛を出荷する方を繁殖農家、子牛を買い育て肉として出荷する方を肥育農家と呼ぶ。分かれている理由は、それぞれに必要なものが異なるから。

繁殖農家の場合、たくさんの母牛を育て、種付けして子牛を生ませ、育てる。広大な牧場、牧草地が必要で、それには土地が安い、地方が良い。なので、沖縄の黒島や多良間島、北海道などに繁殖農家は多い。

肥育農家に必要なのは技術。多くの肉を取る為の育て方、味を良くする為の育て方、それぞれ違う。後者の方が利益率が高いので、肥育農家は神戸、松阪などのブランド地域に多い。

(続)

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