小国寡民

前の続き。

これがこの我喜屋集落だけなのか、この島全部がこうなのかは不明。それにしても毎日、いや、毎日かどうかはわからん、土日は無いかも知れんが、これは翌朝も流れたのだが、こんな放送、島民ですら息苦しくならないのだろうか。

農業や漁業に従事している人が多く、老人も多いから、規則正しい生活を推進しよう、確かに悪くはないだろうけど、皆が皆これをしなければならないものか。そういうのは標語だけにしてくれ。放送は有り得ん。

少なくとも俺には耐えられないな。これがあるだけでこの島への移住は断固拒否する。その後、8時9時にも何だか大音量で放送していたぜ。もう6時半からは朝、皆が起きていて当然、という雰囲気。

旅行者の気持ちも考えてくれよ。こんなんならもう来ねえよ、ってなることがわからんのかな。これを聞きながらふと思い付いたのだが、道教の開祖、老子の書物に「小国寡民」という思想がある。

面倒な説明は省くが、読んで字の如く、「小さくて住民の少ない国」、これが理想である、と言うこと。現在の日本の様な「大国」ではなくて、まさしくこの島のような、住民皆がお互いを知っているような国、だ。

「大国」、これは都市型の大きな社会と言った方がわかりやすいだろう。住民同士の多くは顔見知りの関係にすらなく、「他人」が隣人にたくさん存在する社会だ。日本の都市部は全てこれに当たる。

(続)

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